夏の終わりの海には、賑やかさの残像だけが残っている。人の数は少なくなっているのに、砂の上にはまだ過ぎた時間の熱がある。

終わったものは、すぐには消えない。少しずつ温度を失いながら、別の季節の下地になっていく。